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Oracle TimesTen In-Memory Databaseアーキテクチャ概要
リリース6.0
B25763-01
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TimesTenシステムの構造


図3.1の中央に示すように、TimesTenデータベース(またはデータ・ストア)は、実行時に共有メモリーのセグメントで保守され、すべての表、索引およびTimesTenシステムのデータ管理に必要なデータ構造を含みます。

TimesTen ODBCダイレクト・ドライバは、データベース・エンジンとして機能し、アプリケーションとデータ・ストア間のやりとりを管理します。図3.1に示すように、TimesTenと同じマシン上で実行するODBCアプリケーションは、ODBCダイレクト・ドライバに直接接続することによって、最大のパフォーマンスを得ることができます。Javaアプリケーションは、JDBCライブラリを介してダイレクト・ドライバにアクセスします。リモート・マシン上で実行するクライアント・アプリケーションは、ダイレクト・ドライバにアクセスするTimesTenのサーバー子プロセスとTCP/IP接続で通信します。

図3.1 TimesTenコンポーネント

図3.1に示すように、TimesTenはディスク・ベースのロギングとチェックポイントの機能を備えています。また、アプリケーションでロギングとチェックポイントを詳細に調整して、様々なレベルでパフォーマンスと永続性のバランスを取ることができます。

その他のTimesTen機能には、データの可用性を高めるレプリケーションと、TimesTenをOracleデータのキャッシュとして動作させるCache Connectが含まれます。

この章の後半では、主なTimesTenコンポーネントについて説明します。